夫の小山田氏は大の奮闘家で、その七年間にメキメキと財をふやして行った。
そして、今では同業者の間に押しも押されもせぬ地盤を築いていた。
「本当にお恥しいことですけれど、わたくし、結婚の時小山田に嘘をついてしまったのでございます。