「感極まって」の誤用、「歓喜余って」

校正者の牟田都子さんが、SNSで、最近ときどき見かける「歓喜余って」は、「感極まって」とは関係ないのかという旨を投稿。結構多くの人が反応しています。

この「歓喜余る」という表現は、どうやら「非常に感動すること」を意味する「感極まる」の誤用として、ときおり使っている人がいるようです。

確かに、「歓喜」が「余る」ということは、その漢字から一見、「ものすごく嬉しいこと」を意味しそうにも見えます。また、本ではなくドラマや映画、アニメなどをもとに、耳で「かんきあまって」と覚えていたら、脳内で「歓喜+余って」と変換しても不思議ではないのかもしれません。

調べてみると、結構前から、この「歓喜余って」という使い方をしている人はいるようです。

今からもう20年前、2006年のネット上の質問でも、「最近、歓喜あまってという言葉を目にします。これは、正しい使い方なのでしょうか?」とあるくらいなので、この誤用はずいぶん長く存在しているのでしょう。