文豪用例帳

読み物

「感極まる」の誤用、「歓喜余る」

校正者の牟田都子さんが、SNSで、最近ときどき見かける「歓喜余って」は、「感極まって」とは関係ないのかという旨を投稿。結構多くの人が反応しています。 最近ときどき見かける「歓喜余って」って、「感極まって」とは関係ないの? […]

失笑とは? 本来の意味は、「笑う」のか、「呆れる」のか

「失笑」は「笑う」のか 失笑を買う、といったときの「失笑」は、呆れるあまり笑いも起きないような様子を指して使われることも増えていますが、辞書が本来の意味としてきたのは、「こらえ切れずに吹き出してしまうこと」です。 いわば […]

太宰治が、川端康成の選評に「刺す。そうも思った」

「刺す。そうも思った」 小説家の太宰治は、第一回芥川賞の候補に挙がりながら、受賞を逃します。芥川賞は、太宰がなによりも憧れた芥川龍之介の名を冠した賞でした。自死した芥川の面影を太宰はこの賞のなかに見ていたのかもしれません […]

「押しも押されぬ」は誤用なのか

「押しも押されぬ」は誤用? 押しも押されぬ大スター──こうした表現を耳にすることもあるかもしれませんが、これは誤用とされる言い方です。 正しくは、「押しも押されもせぬ(押しも押されもしない)」で、「どこへ出ても圧倒されな […]

こないだ─方言? 間違い? 「この間」との関係と意味

「こないだ」の意味 日常会話では、「こないだ映画を見に行ってさ」「こないだ誰々と会ったとき」のように、「こないだ」という言葉がごく自然に使われます。 ところが、話すときには何の違和感もないこの「こないだ」も、文章に書き起 […]