夏目漱石 『明暗』 その上手紙を読み終ったのと煙草の灰を落したのとは同時でないのだから、二つの間にはさまるぼんやりしたただの時間を認めなければならなかった。 その空虚な時間ははたして何のために起ったのだろう。 元来をいうと、この手紙ほど津田に縁の遠いものはなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア