夏目漱石 『明暗』 ねえ津田君そうだろう」 忌々しい関所をもう通り越していた津田は、かえって好いところで相談をかけられたと同じ事であった。 鷹揚な彼の一諾は、今夜ここに落ち合った不調和な三人の会合に、少くとも形式上体裁の好い結末をつけるのに充分であった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア