夏目漱石 『明暗』 眼界を遮ぎる靄が、風の音も立てずにすうと晴れ渡る間から、彼は自分の視野を着実に見る事ができたのである。 思いのほかに浪漫的であった津田は、また思いのほかに着実であった。 そうして彼はその両面の対照に気がついていなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア