不思議にも彼の自信、卑下して用いる彼自身の言葉でいうと彼の己惚は、胸の中にあるような気がした。
それを攻めに来る幻滅の半鐘はまた反対にいつでも頭の外から来るような心持がした。
両方を公平に取扱かっているつもりでいながら、彼は常に親疎の区別をその間に置いていた。
不思議にも彼の自信、卑下して用いる彼自身の言葉でいうと彼の己惚は、胸の中にあるような気がした。
それを攻めに来る幻滅の半鐘はまた反対にいつでも頭の外から来るような心持がした。
両方を公平に取扱かっているつもりでいながら、彼は常に親疎の区別をその間に置いていた。