夏目漱石 『明暗』 彼は煙草へ火を点けようとして枕元にある燐寸を取った。 その時袖畳みにして下女が衣桁へかけて行った縕袍が眼に入った。 気がついて見ると、お延の鞄へ入れてくれたのはそのままにして、先刻宿で出したのを着たなり、自分は床の中へ入っていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア