夏目漱石 『道草』 往来は静であった。 二人の間にはただ細い雨の糸が絶間なく落ちているだけなので、御互が御互の顔を認めるには何の困難もなかった。 健三はすぐ眼をそらしてまた真正面を向いたまま歩き出した。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア