夏目漱石 『道草』 この夫がもと四ッ谷の区役所へ勤めた縁故で、彼が其所をやめた今日でも、まだ馴染の多い土地を離れるのが厭だといって、姉は今の勤先に不便なのも構わず、やっぱり元の古ぼけた家に住んでいるのである。 この姉は喘息持であった。 年が年中ぜえぜえいっていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア