夏目漱石 『道草』 姉の眼にはいつか涙が溜っていた。 姉は健三の子供の時分、「今に姉さんに御金が出来たら、健ちゃんに何でも好なものを買って上げるよ」と口癖のようにいっていた。 そうかと思うと、「こんな偏窟じゃこの子はとても物にゃならない」ともいった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア