夏目漱石 『道草』 それが健三には妻にあるまじき冷淡としか思えなかった。 細君はまた心の中で彼と同じ非難を夫の上に投げ掛けた。 夫の書斎で暮らす時間が多くなればなるほど、夫婦間の交渉は、用事以外に少なくならなければならないはずだというのが細君の方の理窟であった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア