夏目漱石 『道草』 「あなた」と二返ばかり声を掛けたが、健三は机の前に坐ったなり振り向かなかった。 細君がそのまま黙って引込んだ後、健三は進まぬながら仕事を夕方まで続けた。 平生よりは遅くなって漸く夕食の食卓に着いた時、彼は始めて細君と言葉を換わした。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア