夏目漱石 『道草』 実際彼は幼少の時分これほど世話になった人に対する当時のわが心持というものをまるで忘れてしまった。 「しかしそんな事を忘れるはずがないんだから、ことによると始めからその人に対してだけは、恩義相応の情合が欠けていたのかも知れない」 健三はこうも考えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア