夏目漱石 『道草』 あすこには通いつけの質屋の帳面があって便利ですから」 健三はその先を訊かなかった。 夫が碌な着物一枚さえ拵えてやらないのに、細君が自分の宅から持ってきたものを質に入れて、家計の足にしなければならないというのは、夫の恥に相違なかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア