夏目漱石 『道草』 それからしばらくして細君は先刻自分の枕元にあった一束の書ものを手に持ったまま、健三の前にあらわれた。 「先ほど御留守に御兄さんがいらっしゃいましてね」 健三は万年筆の手を止めて、細君の顔を見た。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア