健三よりも七つばかり年上な彼の半生は、あたかも変化を許さない器械のようなもので、次第に消耗して行くより外には何の事実も認められなかった。
「二十四、五年もあんな事をしている間には何か出来そうなものだがね」
健三は時々自分の兄をこんな言葉で評したくなった。
健三よりも七つばかり年上な彼の半生は、あたかも変化を許さない器械のようなもので、次第に消耗して行くより外には何の事実も認められなかった。
「二十四、五年もあんな事をしている間には何か出来そうなものだがね」
健三は時々自分の兄をこんな言葉で評したくなった。