夏目漱石 『道草』 四十八 電気燈のまだ戸ごとに点されない頃だったので、客間には例もの通り暗い洋燈が点いていた。 その洋燈は細長い竹の台の上に油壺を篏め込むように拵えたもので、鼓の胴の恰形に似た平たい底が畳へ据わるように出来ていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア