その洋燈は細長い竹の台の上に油壺を篏め込むように拵えたもので、鼓の胴の恰形に似た平たい底が畳へ据わるように出来ていた。
健三が客間へ出た時、島田はそれを自分の手元に引き寄せて心を出したり引っ込ましたりしながら灯火の具合を眺めていた。
彼は改まった挨拶もせずに、「少し油煙がたまるようですね」といった。
その洋燈は細長い竹の台の上に油壺を篏め込むように拵えたもので、鼓の胴の恰形に似た平たい底が畳へ据わるように出来ていた。
健三が客間へ出た時、島田はそれを自分の手元に引き寄せて心を出したり引っ込ましたりしながら灯火の具合を眺めていた。
彼は改まった挨拶もせずに、「少し油煙がたまるようですね」といった。