夏目漱石 『道草』 五十三 翌日例刻に帰った健三は、机の前に坐って、大事らしく何時もの所に置かれた昨日の紙入に眼を付けた。 革で拵らえた大型のこの二つ折は彼の持物としてむしろ立派過ぎる位上等な品であった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア