彼は八畳の座敷の真中に小さな餉台を据えてその上で朝から夕方までノートを書いた。
丁度極暑の頃だったので、身体の強くない彼は、よく仰向になってばたりと畳の上に倒れた。
何時替えたとも知れない時代の着いたその畳には、彼の脊中を蒸すような黄色い古びが心まで透っていた。
彼は八畳の座敷の真中に小さな餉台を据えてその上で朝から夕方までノートを書いた。
丁度極暑の頃だったので、身体の強くない彼は、よく仰向になってばたりと畳の上に倒れた。
何時替えたとも知れない時代の着いたその畳には、彼の脊中を蒸すような黄色い古びが心まで透っていた。