夏目漱石 『道草』 六十六 御常や島田の事以外に、兄と姉の消息も折々健三の耳に入った。 毎年時候が寒くなるときっと身体に故障の起る兄は、秋口からまた風邪を引いて一週間ほど局を休んだ揚句、気分の悪いのを押して出勤した結果、幾日経っても熱が除れないで苦しんでいた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア