夏目漱石 『道草』 しかし夜明まで安閑と待つ勇気がなかった。 寝室の襖を開けて、次の間から茶の間を通って、下女部屋の入口まで来た彼は、すぐ召使の一人を急き立てて暗い夜の中へ追い遣った。 彼が細君の枕元へ帰って来た時、彼女の痛みは益劇しくなった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア