宗助と小六の間には、まだ二人ほど男の子が挟まっていたが、いずれも早世してしまったので、兄弟とは云いながら、年は十ばかり違っている。
その上宗助はある事情のために、一年の時京都へ転学したから、朝夕いっしょに生活していたのは、小六の十二三の時までである。
宗助は剛情な聴かぬ気の腕白小僧としての小六をいまだに記憶している。
宗助と小六の間には、まだ二人ほど男の子が挟まっていたが、いずれも早世してしまったので、兄弟とは云いながら、年は十ばかり違っている。
その上宗助はある事情のために、一年の時京都へ転学したから、朝夕いっしょに生活していたのは、小六の十二三の時までである。
宗助は剛情な聴かぬ気の腕白小僧としての小六をいまだに記憶している。