佐伯から電報を受け取って、久しぶりに出京した宗助は、葬式を済ました上、家の始末をつけようと思ってだんだん調べて見ると、あると思った財産は案外に少なくって、かえって無いつもりの借金がだいぶあったに驚ろかされた。
叔父の佐伯に相談すると、仕方がないから邸を売るが好かろうと云う話であった。
妾は相当の金をやってすぐ暇を出す事にきめた。
佐伯から電報を受け取って、久しぶりに出京した宗助は、葬式を済ました上、家の始末をつけようと思ってだんだん調べて見ると、あると思った財産は案外に少なくって、かえって無いつもりの借金がだいぶあったに驚ろかされた。
叔父の佐伯に相談すると、仕方がないから邸を売るが好かろうと云う話であった。
妾は相当の金をやってすぐ暇を出す事にきめた。