夏目漱石 『門』 広い世の中で、自分達の坐っている所だけが明るく思われた。 そうしてこの明るい灯影に、宗助は御米だけを、御米は宗助だけを意識して、洋灯の力の届かない暗い社会は忘れていた。 彼らは毎晩こう暮らして行く裡に、自分達の生命を見出していたのである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア