夏目漱石 『門』 ひとり何とも知れぬ大きな亀の甲が、真向に釣るしてあって、その下から長い黄ばんだ払子が尻尾のように出ていた。 それから紫檀の茶棚が一つ二つ飾ってあったが、いずれも狂の出そうな生なものばかりであった。 しかし御米にはそんな区別はいっこう映らなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア