風呂敷が少し小さいので、四隅を対う同志繋いで、真中にこま結びを二つ拵えた。
宗助がそれを提げたところは、まるで進物の菓子折のようであった。
座敷で見ればすぐ崖の上だが、表から廻ると、通りを半町ばかり来て、坂を上って、また半町ほど逆に戻らなければ、坂井の門前へは出られなかった。
風呂敷が少し小さいので、四隅を対う同志繋いで、真中にこま結びを二つ拵えた。
宗助がそれを提げたところは、まるで進物の菓子折のようであった。
座敷で見ればすぐ崖の上だが、表から廻ると、通りを半町ばかり来て、坂を上って、また半町ほど逆に戻らなければ、坂井の門前へは出られなかった。