けれども秋から冬へかけては、花も草もまるで枯れてしまうので、小さな砂漠みたように、眺めるのも気の毒なくらい淋しくなる。
小六はこの霜ばかり降りた四角な地面を背にして、しきりに障子の紙を剥がしていた。
時々寒い風が来て、後から小六の坊主頭と襟の辺を襲った。
けれども秋から冬へかけては、花も草もまるで枯れてしまうので、小さな砂漠みたように、眺めるのも気の毒なくらい淋しくなる。
小六はこの霜ばかり降りた四角な地面を背にして、しきりに障子の紙を剥がしていた。
時々寒い風が来て、後から小六の坊主頭と襟の辺を襲った。