小六はそのまま起って六畳へ這入ったが、やがて火が消えたと云って、火鉢を抱えてまた出て来た。
彼は兄の家に厄介になりながら、もう少し立てば都合がつくだろうと慰めた安之助の言葉を信じて、学校は表向休学の体にして一時の始末をつけたのである。
裏の坂井と宗助とは文庫が縁になって思わぬ関係がついた。
小六はそのまま起って六畳へ這入ったが、やがて火が消えたと云って、火鉢を抱えてまた出て来た。
彼は兄の家に厄介になりながら、もう少し立てば都合がつくだろうと慰めた安之助の言葉を信じて、学校は表向休学の体にして一時の始末をつけたのである。
裏の坂井と宗助とは文庫が縁になって思わぬ関係がついた。