こんな時に六畳が空いていれば、朝からでも引込む場所があるのにと思うと、宗助は小六に六畳をあてがった事が、間接に御米の避難場を取り上げたと同じ結果に陥るので、ことに済まないような気がした。
心持が悪ければ、座敷へ床を敷いて寝たら好かろうと注意しても、御米は遠慮して容易に応じなかった。
それではまた炬燵でも拵えたらどうだ、自分も当るからと云って、とうとう櫓と掛蒲団を清に云いつけて、座敷へ運ばした。
こんな時に六畳が空いていれば、朝からでも引込む場所があるのにと思うと、宗助は小六に六畳をあてがった事が、間接に御米の避難場を取り上げたと同じ結果に陥るので、ことに済まないような気がした。
心持が悪ければ、座敷へ床を敷いて寝たら好かろうと注意しても、御米は遠慮して容易に応じなかった。
それではまた炬燵でも拵えたらどうだ、自分も当るからと云って、とうとう櫓と掛蒲団を清に云いつけて、座敷へ運ばした。