宗助は主人のこの言葉を聞いた時、今更手数をかけて、屏風を見せて貰うのが、気の毒にもなり、また面倒にもなった。
実を云うと彼の好奇心は、それほど強くなかったのである。
なるほどいったん他の所有に帰したものは、たとい元が自分のであったにしろ、無かったにしろ、そこを突き留めたところで、実際上には何の効果もない話に違なかった。
宗助は主人のこの言葉を聞いた時、今更手数をかけて、屏風を見せて貰うのが、気の毒にもなり、また面倒にもなった。
実を云うと彼の好奇心は、それほど強くなかったのである。
なるほどいったん他の所有に帰したものは、たとい元が自分のであったにしろ、無かったにしろ、そこを突き留めたところで、実際上には何の効果もない話に違なかった。