それでも時々は、先方の様子を、小六と兄の対話から聞き込む事もあった。
一週間ほど前に、小六は兄に、安之助がまた新発明の応用に苦心している話をした。
それは印気の助けを借らないで、鮮明な印刷物を拵らえるとか云う、ちょっと聞くとすこぶる重宝な器械についてであった。
それでも時々は、先方の様子を、小六と兄の対話から聞き込む事もあった。
一週間ほど前に、小六は兄に、安之助がまた新発明の応用に苦心している話をした。
それは印気の助けを借らないで、鮮明な印刷物を拵らえるとか云う、ちょっと聞くとすこぶる重宝な器械についてであった。