しばらく待ち合せていたが、宗助はついに空腹だとか云い出して、ちょっと湯にでも行って時間を延ばしたらという御米の小六に対する気兼に頓着なく、食事を始めた。
その時御米は夫に、
「小六さんに御酒を止めるように、あなたから云っちゃいけなくって」と切り出した。
しばらく待ち合せていたが、宗助はついに空腹だとか云い出して、ちょっと湯にでも行って時間を延ばしたらという御米の小六に対する気兼に頓着なく、食事を始めた。
その時御米は夫に、
「小六さんに御酒を止めるように、あなたから云っちゃいけなくって」と切り出した。