そう云う場合が度重なるに連れて、二人の間は少しずつ近寄る事ができた。
しまいには、姉さんちょっとここを縫って下さいと、小六の方から進んで、御米に物を頼むようになった。
そうして御米が絣の羽織を受取って、袖口の綻を繕っている間、小六は何にもせずにそこへ坐って、御米の手先を見つめていた。
そう云う場合が度重なるに連れて、二人の間は少しずつ近寄る事ができた。
しまいには、姉さんちょっとここを縫って下さいと、小六の方から進んで、御米に物を頼むようになった。
そうして御米が絣の羽織を受取って、袖口の綻を繕っている間、小六は何にもせずにそこへ坐って、御米の手先を見つめていた。