小六は六畳から出て来て、ちょっと襖を開けて、御米の姿を覗き込んだが、御米が半ば床の間の方を向いて、眼を塞いでいたので、寝ついたとでも思ったものか、一言の口も利かずに、またそっと襖を閉めた。
そうして、たった一人大きな食卓を専領して、始めからさらさらと茶漬を掻き込む音をさせた。
二時頃になって、御米はやっとの事、とろとろと眠ったが、眼が覚めたら額を捲いた濡れ手拭がほとんど乾くくらい暖かになっていた。
小六は六畳から出て来て、ちょっと襖を開けて、御米の姿を覗き込んだが、御米が半ば床の間の方を向いて、眼を塞いでいたので、寝ついたとでも思ったものか、一言の口も利かずに、またそっと襖を閉めた。
そうして、たった一人大きな食卓を専領して、始めからさらさらと茶漬を掻き込む音をさせた。
二時頃になって、御米はやっとの事、とろとろと眠ったが、眼が覚めたら額を捲いた濡れ手拭がほとんど乾くくらい暖かになっていた。