昨夕までは寝られないのが心配になったが、こう前後不覚に長く寝るところを眼のあたりに見ると、寝る方が何かの異状ではないかと考え出した。
宗助は蒲団へ手を掛けて二三度軽く御米を揺振った。
御米の髪が括枕の上で、波を打つように動いたが、御米は依然としてすうすう寝ていた。
昨夕までは寝られないのが心配になったが、こう前後不覚に長く寝るところを眼のあたりに見ると、寝る方が何かの異状ではないかと考え出した。
宗助は蒲団へ手を掛けて二三度軽く御米を揺振った。
御米の髪が括枕の上で、波を打つように動いたが、御米は依然としてすうすう寝ていた。