元朝早々主人の許へ一枚の絵端書が来た。
これは彼の交友某画家からの年始状であるが、上部を赤、下部を深緑りで塗って、その真中に一の動物が蹲踞っているところをパステルで書いてある。
主人は例の書斎でこの絵を、横から見たり、竪から眺めたりして、うまい色だなという。
元朝早々主人の許へ一枚の絵端書が来た。
これは彼の交友某画家からの年始状であるが、上部を赤、下部を深緑りで塗って、その真中に一の動物が蹲踞っているところをパステルで書いてある。
主人は例の書斎でこの絵を、横から見たり、竪から眺めたりして、うまい色だなという。