夏目漱石 『吾輩は猫である』 「あるかも知れないさ」と主人はまた指を突っ込んでぐいと鼻毛を抜く。 赤いのや、黒いのや、種々の色が交る中に一本真白なのがある。 大に驚いた様子で穴の開くほど眺めていた主人は指の股へ挟んだまま、その鼻毛を妻君の顔の前へ出す。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア