夏目漱石 『吾輩は猫である』 鼻毛で妻君を追払った主人は、まずこれで安心と云わぬばかりに鼻毛を抜いては原稿をかこうと焦る体であるがなかなか筆は動かない。 「焼芋を食うも蛇足だ、割愛しよう」とついにこの句も抹殺する。 「香一炷もあまり唐突だから已めろ」と惜気もなく筆誅する。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア