余す所は「天然居士は空間を研究し論語を読む人である」と云う一句になってしまった。
主人はこれでは何だか簡単過ぎるようだなと考えていたが、ええ面倒臭い、文章は御廃しにして、銘だけにしろと、筆を十文字に揮って原稿紙の上へ下手な文人画の蘭を勢よくかく。
せっかくの苦心も一字残らず落第となった。
余す所は「天然居士は空間を研究し論語を読む人である」と云う一句になってしまった。
主人はこれでは何だか簡単過ぎるようだなと考えていたが、ええ面倒臭い、文章は御廃しにして、銘だけにしろと、筆を十文字に揮って原稿紙の上へ下手な文人画の蘭を勢よくかく。
せっかくの苦心も一字残らず落第となった。