迷亭は面白半分に「こりゃどうです」と三枚目を出す。
今度は活版で帆懸舟が印刷してあって、例のごとくその下に何か書き散らしてある。
「よべの泊りの十六小女郎、親がないとて、荒磯の千鳥、さよの寝覚の千鳥に泣いた、親は船乗り波の底」「うまいのねえ、感心だ事、話せるじゃありませんか」「話せますかな」「ええこれなら三味線に乗りますよ」「三味線に乗りゃ本物だ。
迷亭は面白半分に「こりゃどうです」と三枚目を出す。
今度は活版で帆懸舟が印刷してあって、例のごとくその下に何か書き散らしてある。
「よべの泊りの十六小女郎、親がないとて、荒磯の千鳥、さよの寝覚の千鳥に泣いた、親は船乗り波の底」「うまいのねえ、感心だ事、話せるじゃありませんか」「話せますかな」「ええこれなら三味線に乗りますよ」「三味線に乗りゃ本物だ。