「そうだ仮令半株だって千年も持ってるうちにゃ倉が三つくらい建つからな。
君も僕もその辺にぬかりはない当世の才子だが、そこへ行くと苦沙弥などは憐れなものだ。
株と云えば大根の兄弟分くらいに考えているんだから」とまた羊羹をつまんで主人の方を見ると、主人も迷亭の食い気が伝染して自ずから菓子皿の方へ手が出る。
「そうだ仮令半株だって千年も持ってるうちにゃ倉が三つくらい建つからな。
君も僕もその辺にぬかりはない当世の才子だが、そこへ行くと苦沙弥などは憐れなものだ。
株と云えば大根の兄弟分くらいに考えているんだから」とまた羊羹をつまんで主人の方を見ると、主人も迷亭の食い気が伝染して自ずから菓子皿の方へ手が出る。