ある時は持って来て枕元へ置いたなり、まるで手を触れぬ事さえある。
一行も読まぬくらいならわざわざ提げてくる必要もなさそうなものだが、そこが主人の主人たるところでいくら細君が笑っても、止せと云っても、決して承知しない。
毎夜読まない本をご苦労千万にも寝室まで運んでくる。
ある時は持って来て枕元へ置いたなり、まるで手を触れぬ事さえある。
一行も読まぬくらいならわざわざ提げてくる必要もなさそうなものだが、そこが主人の主人たるところでいくら細君が笑っても、止せと云っても、決して承知しない。
毎夜読まない本をご苦労千万にも寝室まで運んでくる。