夏目漱石 『吾輩は猫である』 今度は寒月だと云う声も聞えぬ。 やがて残る片足も踏み込む。 一穂の春灯で豊かに照らされていた六畳の間は、陰士の影に鋭どく二分せられて柳行李の辺から吾輩の頭の上を越えて壁の半ばが真黒になる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア