耳に喰い下がったのは中心を失ってだらりと吾が横顔に懸る。
護謨管のごとき柔かき尻尾の先が思い掛なく吾輩の口に這入る。
屈竟の手懸りに、砕けよとばかり尾を啣えながら左右にふると、尾のみは前歯の間に残って胴体は古新聞で張った壁に当って、揚板の上に跳ね返る。
耳に喰い下がったのは中心を失ってだらりと吾が横顔に懸る。
護謨管のごとき柔かき尻尾の先が思い掛なく吾輩の口に這入る。
屈竟の手懸りに、砕けよとばかり尾を啣えながら左右にふると、尾のみは前歯の間に残って胴体は古新聞で張った壁に当って、揚板の上に跳ね返る。