夏目漱石 『吾輩は猫である』 棚板を爪で掻きむしる音ががりがりと聞える。 これではならぬと左の前足を抜き易える拍子に、爪を見事に懸け損じたので吾輩は右の爪一本で棚からぶら下った。 自分と尻尾に喰いつくものの重みで吾輩のからだがぎりぎりと廻わる。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア