夏目漱石 『吾輩は猫である』 ところが茶碗の中には元からツユが八分目這入っているから、迷亭の箸にかかった蕎麦の四半分も浸らない先に茶碗はツユで一杯になってしまった。 迷亭の箸は茶碗を去る五寸の上に至ってぴたりと留まったきりしばらく動かない。 動かないのも無理はない。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア