「どうもご無沙汰を致しました。
しばらく」と御辞儀をする東風君の顔を見ると、先日のごとくやはり奇麗に光っている。
頭だけで評すると何か緞帳役者のようにも見えるが、白い小倉の袴のゴワゴワするのを御苦労にも鹿爪らしく穿いているところは榊原健吉の内弟子としか思えない。
「どうもご無沙汰を致しました。
しばらく」と御辞儀をする東風君の顔を見ると、先日のごとくやはり奇麗に光っている。
頭だけで評すると何か緞帳役者のようにも見えるが、白い小倉の袴のゴワゴワするのを御苦労にも鹿爪らしく穿いているところは榊原健吉の内弟子としか思えない。