夏目漱石 『カーライル博物館』 「倫敦の方」とはすでに時代後れの話である。 今日チェルシーに来て倫敦の方を見るのは家の中に坐って家の方を見ると同じ理窟で、自分の眼で自分の見当を眺めると云うのと大した差違はない。 しかしカーライルは自ら倫敦に住んでいるとは思わなかったのである。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア